【北欧家具】ハンス・J・ウェグナーのソファが欲しい!

gray cushion armchair beside white wall インテリア

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🐱 < 12月に織田憲嗣さんのコレクション展示があるらしいぞ!!

ねここ
ねここ

こういう機会は貴重だかんな、覚えておいてくれよな

デンマーク家具研究で知られる織田憲嗣さんが集められた、ハンス・J・ウェグナーのコレクション展示が、Bunkamura ザ・ミュージアムで予定されています。
ウェグナーの椅子が見られるチャンス・・!

🪑 織田コレクション ハンス・ウェグナー展
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/25_wegner.html

図録や会場構成を通じて名作の背景に触れられる貴重な機会。会期中に足を運べば、写真や記事では伝わりきらない「材とラインの説得力」を、実物のスケールで体感できます。

色々あるけど、やっぱり北欧家具がいい…。その気持ちに正直に、今日はハンス・J・ウェグナーのソファについて、魅力と選び方、コーディネートのヒントをゆるっとまとめます。

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🪑 ハンス・ウェグナー ソファの魅力と特徴

ウェグナーの家具は「形の美しさ=座りごこち」と地続きです。線は細いのに頼りなくない。肘から脚へ、背から座へ、視線の流れにあわせて木部の断面や角度が少しずつ変化して、身体を自然に受け止めてくれる――そんな感覚。
代表作として挙げられるのが、たとえばGE290。どっしりした脚とわずかな傾斜の座角、太めのクッションの安心感。

※こちらの商品はリプロダクト品です

その“リラックスの設計”は、写真でも伝わるけれど、実物に近づくほど納得度が増します。素材はオークやチークなど。硬質で素直な材の表情に、面取りや仕上げの精度が映えるのもポイント。
シンプルで長く使えるものが欲しいとき、ウェグナーのソファは選択肢の筆頭。流行りの空気から少し距離を保ちながら、暮らしの中心に静かに居続けてくれる存在です。

中古で見つける:ヴィンテージが放つ“経年の説得力”

brown leather 3-seat sofa
イメージ図

ヴィンテージ市場には、張り直し済みの個体や、木部が美しく“焼けた”個体が出ます。チェックしたいのは、木部の割れ・緩み、クッションのへたり、座面のウェビング(バンド)やスプリングの状態。写真だけでは判断しづらいので、可能なら実物確認か、細部写真をお願いすると安心です。

メンテナンス履歴の有無も大事。張替え材の種類(ウール、ファブリック、レザー)や中材(ウレタンの硬さ)で座り心地はかなり変わります。ヴィンテージの魅力は“時間をまとった質感”。小傷や色むらを「味」と受け止められる人には、唯一無二の一点に出会えるチャンスがあります。

🔎 ヴィンテージ/中古を探す: 中古家具

リプロダクト(復刻・同意匠品)という選択

オリジナルに手が届きにくいときは、復刻や同意匠のリプロダクトという現実的な選択肢も。見極めのポイントは、木材・仕口の精度・張りの仕事・座面角度。写真が美しく見えても、座角が合っていないと長時間のゴロゴロタイムが難しくなります。
ショップ選びでは、寸法図や材料、保証・修理の案内を明示しているかをチェック。実店舗があれば、座面の沈み/戻り、肘の触り心地、床との接地の安定感まで確認できるとベターです。

ソファの「静かな存在感」:コーディネートの基本

ソファは置けば部屋の主役になりえる家具。
色味は木部のトーンを合わせるのが基本ですが、床材(フローリング)の色に近いほうを基準にすると全体が落ち着きます。テキスタイルは、ソファ:無地寄り、クッション:リネンやウールで微妙な色差、ラグ:低彩度で面積を取る、が王道。照明は拡散光を足元から当てると、木目が柔らかく立ち上がります。unicoの家具はリーズナブルでデザインも可愛いです。

デイベッドの選び方:暮らしに“用途の余白”を

デイベッドは“昼はソファ、夜は仮ベッド”という発想。選ぶコツは、壁付けで背クッション運用ができるか、座面高さが手持ちテーブルと合うか、来客時の寝具として十分か。張替え前提でフレーム重視という割り切り方もあります。狭めの部屋では、背面を通路にしない配置にして、壁側に寄せると動線が整います。

▶ 👀 e-kondo.jpでは調達元の記載があるので安心です

Wegner / Daybed

Hans J. Wegner GE1 Daybed

正規オンラインストア「e-kondo.jp」の商品ページです。仕様や納期、保証の詳細は公式サイトでご確認ください。

公式サイトで見る

GE290の魅力をもう一歩深掘り

GE290の座面の傾斜、ゆったりしたクッション、厚みのあるフレーム――数字にするとわずかな差でも、座ると身体の力がふっと抜ける。肘の角度や幅は本を開いたりマグを置いたり、ちょっとした所作に寄り添います。張地はウール系だと季節の変化に強く、レザーはエイジングの楽しみが増す。暮らし方で“正解”が変わるのがこのモデルの面白さです。

🪑 ハンス・ウェグナー ソファの種類とスタイル

1P(アームチェア)・2〜3Pのラウンジソファ・デイベッドと、大きくは三つ。張りぐるみで柔らかく見せるタイプ、フレームをしっかり見せるタイプ、どちらにも魅力があります。共通するのは、構造が形を規定し、形が座りごこちを規定するという、ウェグナー流の誠実さ。部屋の主役に据えるならフレーム見せ、既存の内装と馴染ませるなら張りぐるみ、のように役割で選ぶと失敗しにくいです。

椅子とソファの関係性:ラインの“親戚関係”を探す

ウェグナーの椅子とソファは、離れて見ても“らしさ”が通じ合っています。肘の処理や背の反り、脚の入り方など、細部の作法が近いものを組み合わせると空間に統一感が出ます。カタログで型番を追うより、ラインの雰囲気で選ぶのも楽しい方法です。

ヴィンテージの見どころ:刻まれた時間を読む

brown leather 2-seat sofa
イメージ図。使われた後のヤレ感が好き

木口の毛羽立ち、角の丸み、オイルの乗り方、座面の押痕…。加点減点ではなく、その個体が歩んだ時間を読み取る感覚で向き合うと、選ぶ行為自体が豊かになります。張替え前提の価格と、張替え後すぐに使える価格はレンジが違うので、予算は“本体+将来の張替え費”で考えておくと現実的です。

正規品とリプロダクトの違い

正規復刻(メーカー公認のリイシュー)は、木取りや仕上げの基準が明確で、将来のメンテやパーツ供給の安心感があります。リプロダクト(同意匠品)は価格の魅力が大きい一方、座角・仕口・張りの精度にばらつきがありやすい。どちらが良い/悪いではなく、暮らしの優先順位と予算、将来の張替え計画まで含めて選ぶのがコツです。

購入ガイド:失敗しにくいチェックリスト

サイズ:設置スペース+搬入経路(階段・エレベータ・玄関幅)を実寸。
座りごこち:座面高さ・奥行き・傾斜。爪先が床に届くか、立ち上がりが辛くないか。
素材:オーク/チークの見え方、塗装(ソープ、オイル、ラッカー)の違い。
張地:耐久性・メンテ性・季節感。ペット/小さな子どもがいる場合の選択。
メンテ:張替え・ウェビング交換の可否、依頼先と概算費用の事前確認。
購入後の運用:ラグで脚先の傷防止、直射日光・エアコン風の直当て回避。

中古の選び方

a pair of wooden chairs with pink and green upholstered seats
イメージ図

①前脚の根元、②座面下のフレーム、③背と座の接合部、④肘の先端、⑤裏張りの状態
――この5点のアップ写真があると判断しやすいです。匂い(保管臭やカビ臭)は見落としがちなので、可能なら確認を。配送は開梱設置サービスの有無で手間が変わります。

日本製の良質プロダクトを検討する

国内メーカーや工房が手掛けるソファは、張り替え前提で長く使えるものも。問い合わせへのレスポンス、図面や部材の説明、保証期間など、コミュニケーションの明快さは品質のシグナル。長く付き合える作り手かどうかを、購入前に見極めておきたいところです。

現行とヴィンテージの見分け“感覚”

木部のエッジの立ち方、面取りの丸み、部材の厚み感、座面の沈み方、肘の手触り――微差が積み重なって全体の雰囲気を作ります。情報として覚えるより、複数個体を座り比べるのがいちばん早い学び。展示やショールーム巡りは、まさに宝探し。

座り心地とデザインの両立:家での“実寸”がすべて

生活動線でNG、は家具あるある。ソファ前45~60cmにローテーブル、壁コンセント位置、掃除ロボの通り道…家の条件を書き出してから選ぶと後悔が少ないです。見た目は好きなのに「立ち上がりだけ辛い」みたいなミスマッチは、座面高さで解決できることも多いです。

🪑 インテリア実例:置き方で“余白”が生まれる

ソファを壁から10cmだけ離す、ラグを座面より少し広く敷く、フロアライトを肘の外側に立てる――それだけで空間に呼吸が生まれます。チェアやスツールを対面に置くと会話が生まれ、デイベッドなら壁沿いに置いて“背クッションで座る”と、読書コーナーが完成。色は低彩度のグレー/ベージュを基調に、木部で温度を足すと、写真映えと居心地のバランスが取りやすいです。

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他の北欧デザインと合わせる

照明は拡散系(シェードやミルクガラス)を。金物は艶控えめの真鍮やマットブラックだと、木部が主役のまま引き締まります。壁面には余白を残し、1点だけお気に入りのポスターや版画を。ソファの良さをいちばん引き出すインテリアを少しずつ揃えていくのが楽しい。

以上、読んでくださりありがとうございました!

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