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🐱 < 脳の仕組みを少しずつ理解してみたら、必要なものが見えてきたよ。
ブログの更新がめっちゃ滞っていたのには下記のような理由があり、本日はここ数ヶ月のアップデートも兼ねて・・
😶🌫️ 発達疑い?
→ 心療内科で判明
→ アイデンティティクライシス?
→ 癖つよな自分の思考との付き合い方を発見
という内容を書いています。
目次
- きっかけ
- 数億年ぶりに心療内科を受診したら
- これからどう生きていく?アイデンティティについて疑問が止まらない
- 今に集中するためにやめたこと
- 自分の思考のクセを観察してみた
- 集中を削ぐ思考への対処法
- 自分流:反芻思考との付き合い方2025
- 💭 直したい、変わりたい
- 💭 いますぐに対処したい、焦る
- 💭 自分の思考の角度を微調整する
ASDを意識したきっかけ
そもそも診療しようと思ったきっかけは、家族。
わたくしは父とよく衝突していたのですが、ある時些細なことで激昂している父を見ていて「あれ、これ発達特性に似てるな…?」とふと考えました。その数秒後に考えたのは、「それだと自分にも遺伝してる可能性があるなー」ということ。
気づいてすぐにYouTubeでASD、ADHD当事者の説明動画を漁り始めました。その後心療内科の受診に至ったのは、父も私もほぼASDの特性が当てはまると発見したからでした🏃♂️
発達特性とは、当事者であるからこそ自覚がないもので。
以前から発達関連のコンテンツを見ていたし、発達診断済みの友人もいるので「自分にはそこまでの特性は当てはまらないな〜」くらいに思っていました。
発達コンテンツは大抵、傾向が強くわかりやすい例が多いので、誰かにはっきりと言われでもしなければ一生気付かなかったのではないかと思います。
数億年ぶりに心療内科を受診したら
以前から、自分について下記のような悩みがありました。
1️⃣ 感覚過敏(聴覚、嗅覚)
2️⃣ 気づいたら怒りの感情が溜まっていて、抑えられず激昂する
3️⃣ 過去の嫌な記憶を日常的に思い出して思考を止められない
→ 医師と話しながら、これらがASD特性からくるものであろうということがわかりました。
厳密にはちゃんと診断はされていないのですが、医師の「ひとまず仕事ができている、もっと症状がひどい人、働けてない人もいるんだよー」という言葉から、「診断してもいいけど、日常生活に支障が出ていなければそのままでもよい」的な、いわゆる「発達グレー」みたいなものなのかなと思いました。
症状を抑える薬を試したかったらまた来てとのこと。今回は一回限りの診察で終わり。
これからどう生きていく?アイデンティティについて疑問が止まらない
ふわっとした診断?のあと。
発達特性がおそらく自分も遺伝済みということを事実として受け止められませんでした。なぜならば、私はこれまで感じてきた「生きにくさ」を努力で埋めようと、社会人になってからは特に頑張ってきたつもりでした。だから、これが努力ではいっさい変えることができない、成長もない、と拡大解釈して、私の人生詰んだんだなと思いました。
他にも下記のような、偏った考えが次々と浮かんできました。
🧠 これまでも人間関係で困難が多かった。そこに支障が出るタイプの脳なのであれば、今後も人とよい関係を築いたり、よい関係を維持できないのではないか
🧠 なぜ自分が持つASDという特性が自然淘汰されずに受け継がれてしまうのか、生きて行く意味が見出せない
🧠 今まで努力で埋めようとしてきたあらゆるヘマ、自分の特性のコントロールは脳の特性から来てるものだから直せない
🧠 私の性格だと思っていたのは、私のアイデンティティではなく脳の特性に沿った単なる再現なのではないか。本当の私の性格ってどこにあるの?
自分の思考を冷静に言語化し、こうして書き出してみるとこれらがいわゆる認知の歪みというやつだとわかります。今ならば、これがASD特性か!という気もするし、これぞ私のオリジナルな思考回路!という気もしています。ちなみに、ここまで冷静になるまで2,3ヶ月ほどかかっています🆕
今に集中するためにやめたこと
自分の生きにくさの源流がわかったことで、大きな悩みが1つ増えた感…🤔
私の場合は日常的に発達障害について考えるようになり、自分を傷つけるような思考も浮かんできました。皆さんの中にも同じような経験をされたことがある方がいらっしゃるのかも。
しかし、それで仕事や家事や趣味の手が止まるほど悩んではいけません。それは自分の特性に囚われすぎている状態であり、あなたの大切な時間を自己否定に使って、エネルギーをさらに消耗する必要はないからです。
もっと生産的なことに使うこともできる。
だって、生きにくさの原因がわかったのだから。
じゃあどうする?
自分を困らせていること一つひとつ向き合うことをやめて、少し肩の荷をおろそう。
🧠「そうかもしれない」「そうじゃないかもしれない」ことを時間をかけて考えるのをやめる
🧠 人の気持ちを想像して「こうだろうな」と確信するのをやめる
🧠 将来への不安、過去のトラウマが浮かんできても、その思考の沼に引っ張られるのをやめる
🧠 人と自分を比べる思考や、「自分は普通とは違う」と実感を強めるSNSをやめる・離れる
自分の思考のクセを観察してみた
自分場合、「心配なこと・不安なこと」を一旦保留にする、放っておくことがかなり苦手です。これまでは不安な事が頭に浮かぶと、「早急に解決しなければならない問題」としてタスク化してしまい、頑張って向き合おうとしてきました。
不安に対して即座に向き合う分、解決までの時間は早かったです。しかし、仕事の不安ごとなど人が介入している場合は解決するまでモヤモヤを抱え続けることになります。
加えて私の場合、心配や不安に敏感に反応してしまいがちなので、一つ解決しても次の悩みが生まれる速度も速い・・笑
だからこそ、人に変わってもらうのではなく、自分の思考のクセの操作方法を変えてあげる方にシフトしたほうが、楽に過ごせる時間が増えることに気がつきました。これまでどれだけの時間を考えることに費やしてきたことか。
ポイントとしては、これはASD特性なのかな?そうじゃないのかな?とかはあんまり重要ではないので、手放します。
そして、すでにクセとなっている思考を分類分けし、「これは自分に必要な思考か?」と自問してみると、案外必要がないものが多そうでした。それでもぐるぐる思考が止められないこともあるので、自分なりの以下のような対処法を見つけ、日々実践してみることにしました。
集中を削ぐ思考への対処法
問題を無理に解決せず気を逸らす
脳の大容量を占める、「将来への不安」と「過去のトラウマ」の反芻思考が始まったら切り替えブーストを即座に適応する
✅ 自重系の筋トレをして心より身体を痛めつける(いい意味です、筋肉を刺激してポテンシャルを呼び起こしましょう。一番のおすすめはプランクです)踊る、歌う、外に出るも⭕️
✅ トイレ行く、冷たい水で顔洗う、コップ一杯の水を飲んでリフレッシュ(温度差や場面転換など感覚を利用する)
✅ 自分なりに元気が出るSNSの発信者や癒されるな〜という人の動画、画像などのコンテンツで集中の対象を移す
「書き出す」を習慣にする
気をつけたとしても、怒りや悲しみなどでネガティブな考えが止まらなくなることもあります。それを早期にリリースしてあげます
✅ クセつよな思考が浮かんできたらすかさず紙に書いてリリースする(タイピングよりは紙に書く方が、図解式にもできるので表現するのに向いています)
✅ 「こういうことがあった(出来事)」「私はそれについてこう思った(感情・反応)」と書き出して、「ふ〜ん自分ってこう考えるんだ〜」とお客さんの気持ちでただ眺める
✅ 考えが何度浮かんできてもしつこくリリースする(そういうゲームだと思ってください)
✅ それでもきつい場合はひとつ前の「切り替えブーストを適応」を繰り返す
SNSとの距離の見直し
人と比べて「自分は普通ではない」と言う確信を強める行動を減らすため、SNSと距離をとる✅ 自分の趣味や、楽しめるコンテンツだけを見るように「ミュート」「興味なし」「アンフォロー」などでノイズになる情報を間引く
✅ 比べてしまう対象の人物をミュートする
✅ SNSアプリを間引く(Webだけでしか見れないようにする、使うSNSアプリを日常的に必要な1つか2つ程度に絞る)
自分流:反芻思考との付き合い方2025
💭 直したい、変わりたい
思考の癖を治すなんて、まるで大掛かりな治療みたいで、ケチケチな自分は「自分のためにこんなに投資しなければいけないの?」と思っていました。けれど、思考のクセを観察したことでこれまで考え付かなかった突破口がわずかに見えてきたことも事実。それは、「社会に適応しなくては」から「丸ごと変えなくてもいいんだ!」ということでした。
そもそも、自分という人間・人格・性質って直していくものなのでしょうか❓
仮に社会の「一般」「普通」に合わせて自分を変えていくとすると、とても大変。SNS時代の昨今、社会の価値観は早いと1,2年で変わってしまう。社会の仕組みや生きる選択肢もとても変わりやすい状態です🤔
なので、こんなふうに考えてみてもいいかもしれません。
私自身は「直す」「適応する」に時間を使いたいのか?
もし、周りに私を批評する人や情報がなかったら、自分は同じ選択をするだろうか?
自分のアイデンティティを消してしまう、ではなく、思考のクセを少し調節してあげればよいのではないか。
ぐるぐると考え始めたら、「あなた自身は今それを本当に考えたいですか?」と悩んでいる友人に話すように優しく聞いてみましょう。
💭 いますぐに対処したい、焦る
不安・怒り・過去の嫌な気持ち…といった感情が湧いてきた際、「解決しなければ」「対処しなければ」という焦燥感や恐怖感から物事や人を変えようとしているのであれば、その焦りはあなたの判断をかえって鈍らせます。
数日、数ヶ月、数年経って、ふとパズルのピースがはまる日が来るかもしれない。今頑張らなくていいものを見極めてみてもよいかもしれません。
もし、自分を変えたいと思い立ったら・・?
赤ちゃんを育てるようにゆっくりやりましょう。
育てる過程で、あなたが「生きる必要があるのか?」「この人生に意味なんかあるのか?」と思っていること、もっというと日常的な「むかついて怒りがおさまらない」「モヤモヤする」は経験値として蓄積させていくのも面白いでしょう🧐
ちなみに、私は10年前に書いていた日記を偶然見つけて読んだら今と全く同じ悩み事が書いてあり驚いたことがあります笑 自分の思考のクセで悩んできた時間は長かったです。
💭 自分の思考の角度を微調整する
「自分の行動を邪魔するのは自分」という言葉を聞いたことがあります。つまりは、ネガティブな考えや不安感から自分のできる可能性があるものを自ら限定的にしてしまう、動く足を自ら引っ張ることを言っていると思います。
「自分なんて」という類の思考は自分を傷つけてしまいます。傷つけることで少しずつ感情を消耗してしまうと、自分の心が次第にダメージを負っていきますよね。
大切なエネルギーの使い所は、別にもあるのでは。
それは責めすぎだ、と気づくことが出来たら、「おまそれやめとけ〜?」って第三者視点で思考に介入してみましょう☺️笑 イタズラに自分を傷つけることで、次に進もうとする足を止めないであげてほしいと思います。よかったらぜひ。
コメント欄であなたの対処法を教えてください。
他の方々の共感や学びになったらと思います🫶
番外編:買って良かった4つの対策グッズ
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📕 「大人の発達障害」 – 発達の困りごと辞典的な本
最近読んでみて、めちゃ理解が進んだ一冊。
1つの悩みに対して対処法がそれぞれ2ページくらいで解説されていて、イラストもあって「困った時の対処法辞典」的な使い方ができるな〜と思いました。イラストありなのがとにかくありがたい。
家族目線の対処法もあれば、上司→部下という目線も入っていたりで、当事者だけではなくてマネジメントする側の人目線でも助かる内容だと思われます。
🎧 「ノイズキャンセリングヘッドフォン」 – 聴覚過敏対策
これまで聴覚過敏を放置状態だったのですが、調べて本当に良かったです。毎日これつけて作業しています。高いけど、これが自分史上一番いい買い物でした。
自分で聴きたい音を取捨選択できるって素晴らしい。かつ、SONYはノイキャンの権威?的な立ち位置らしくて技術が信頼できるものなので・・本当におすすめです。普段からあらゆるノイズを全部拾っていた自分にはストレス大幅減になりました。
上のはちょっとお高い…と思いきや、お手頃価格のノイキャンヘッドフォンもあるみたいです👀
🎧 Loopの耳栓
普段用に、耳栓も買いました。ヘッドフォンよりは周りの音が聞こえるし、まあ気休め程度かな・・?と思っていたけれど、思っていたより静かさが訪れる体験ができて嬉しい。電車に乗る時のお供になっています。
🛌 「荷重ブランケット」 – 睡眠時の安心材料
これはChatGPTに「発達障害の必須グッズあるかね?」と気まぐれに聞いた時のこと。なぜブランケット?と思ったのだけれど、使ってみたらかなり良かったです。以前から夏に軽い布団になると落ち着かなさを感じていたので、包まれる安心感は確かに!となり結局夏も冬も使ってます笑。
以上、読んでくださりありがとうございました!

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