【カセットでリリース】ストリーミング時代にアーティストがカセットでも販売するわけ
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「カセットテープって流行ってるって聞くけど、なんで今さら?ストリーミングで全部聴けるのに?」
🐾この記事でわかること
- なぜVaundyやあいみょんなどの人気アーティストがカセットでリリースしているのか
- 聴くためではなく、持つためのメディアになったカセットの現在
- 若い世代がカセットを買う理由

カセットテープって最近また流行ってるっけど……正直ストリーミングで全部聴けるじゃない?でも時代は確実にアナログに戻ってるわよね。懐古。

おう。カセットが流行ってる理由って、もはや音楽を聴くためじゃないからな。
有名アーティストが本当にカセットでリリースしている
昨今のカセットテープでのリリースはマイナーアーティストだけの話ではありません。
国内では、Vaundy、あいみょん、山下達郎、スピッツ。海外ではテイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュ、レディー・ガガ。いずれも話題作りのためではなく、アルバムのフォーマットの一つとして正式にリリースしています。
| アーティスト | 作品 | レーベル | 仕様 |
|---|---|---|---|
| Vaundy | replica | SME Records | 2本組カラークリアディスク仕様・完全生産限定 |
| あいみょん | 猫にジェラシー | Warner Music Japan | オレンジクリアカラーカセット仕様・完全生産限定 |
| 山下達郎 | SOFTLY | Warner Music Japan | カセット化に積極的なアーティスト |
| スピッツ | ひみつスタジオ | Universal Music Japan | 2023年カセット版リリース |
| Taylor Swift | Speak Now | Republic Records | 2本組・パープルカセットシェル、22曲収録(未発表Vault曲6曲含む) |
| Billie Eilish | HIT ME HARD AND SOFT | Darkroom / Interscope | リサイクル素材を使ったエコカセット |
| Lady Gaga | Chromatica | Interscope Records | 透明グリーンのカセット |
※いずれも完全生産限定盤。在庫状況はリンク先でご確認ください。
Vaundyのアルバム『replica』(2024年1月)のカセット版は、2本組・カラー違いのクリアディスク仕様という作り込まれたプロダクト。音楽メディアというより、コレクターズアイテムとして設計されています。

こんなにいるの!?しかも全員めちゃくちゃ有名じゃないの。コレクターズアイテム……CDと何が違うの?

CDは音楽を聴くための媒体として設計されてるじゃん。でも今のカセットは、最初から物として持っとく・保存しとくために作られてることが多いんだよな。かわいいだろ。
戻ってきた、「所有する体験」が。
ストリーミングが主流になって、音楽は「聴くもの」から、すでに何年も前から「デバイスで再生する」ものに。サブスクを解約すれば手元に何も残らない。それが普通になった反動として、「物として持ちたい」という欲求が再び顔を出してきます。

でもそれって結局レコードでよくない?ってならないの?

レコードはすでにリバイバルが定着してて、市場が成熟してる。カセットはまだ余白がある。しかもレコードより安く作れるから、見た目のカスタマイズ自由度が高いわけ。特典感が増すだろ。
カラーテープ、透明ケース、デザインプリントetc. アーティスト側からすると、カセットはプロダクトとしての表現幅が広いフォーマットです。ジャケットを飾るように買う、インテリアとして棚に並べる、そういう使い方をする人が増えています。

再生しなくてもいいってこと?

再生できなくても買う人、実際にいるんだよな。フィギュアを開封しないで飾る感覚に近い。もはやアート。そういうカルチャーって感じ。
若い世代がカセットを買う理由


じゃあ主な購買層って、カセットを知ってる世代が懐かしんで買ってる感じなの?昭和〜平成初期生まれとか。

それが、ガジェットあるある現象なんだけど、むしろ知らない世代が買ってたりする。「カセットって何?」って検索してたどり着く人もいるくらいだし。
検索データを見ても、「カセットテープ 流行り」「カセットテープ 現在」「カセットテープ ブーム」といった、現在進行形で興味を持つキーワードで若い層が検索しています。
物として手に入れたいという欲求は世代を問いません。加えて、カセットは見た目がいい。小さくて、半透明で、ラベルがついていて、棚に並べると絵になる。SNSで見映えがする、という理由も大いにあるでしょう。

アーティストのカセットを棚に並べて写真撮る、みたいな?

うむ。一昔前に流行ったスケルトンて、今はむしろデザイン的に新鮮に見える。柄も映えるし、XやInstagramで普通に見かける光景かも。
ストリーミングで聴いて、カセットで「推す」


じゃあ実際に聴くときはストリーミングで聴くのね。

ほとんどの人はそう。カセットを買っても再生環境を持ってなくても、デザインを所有したいから買う感覚だな。

ストリーミングで聴いて、カセットでアーティストを応援する‥CDを買って推す感覚なのね。

そう。リアルタイムじゃない世代的には、CDよりカセットの方がかっこいい。新しい感じがするし。ストリーミングで音楽を聴いて、カセットで所有。やっぱ音楽って所有してる感覚がほしくなるもんだと思う。こういうのが最近のカセット市場の需要なんじゃねぇかな。
まとめ:カセットを実際に聴いてみたい人へ
Vaundyやあいみょんなどがカセットでリリースしているのは「コレクターズアイテム」としての需要があるから
カセットの流行は「音楽を聴くため」ではなく物として所有・応援するためという意識の変化にある
若い世代を中心に、知らない世代が新鮮さとして受け取っている
ストリーミングで聴いてカセットで推す、という両立が普通になってきている
ここまで読んで「実際に再生してみたい」と思ったなら、持ち歩けるポータブルプレーヤーがおすすめ。新品でも手に入りますし、ビンテージのウォークマンを探す選択肢もあります。

※本記事の情報は執筆時点のものです。アーティストのリリース情報は各公式サイトをご確認ください。
お読みいただきありがとうございました!
