【フリー素材なのに!?】YouTube著作権通知の正体|Content ID申し立てと著作権侵害警告の違いを解説
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「フリー素材のはずなのに、ある日突然『著作権侵害』の通知が来た。自分は何か悪いことをしたのか分からなくて怖い」
🐾この記事でわかること
- 「著作権侵害の警告」と「Content IDの申し立て」は全くの別物だということ
- フリー素材を正しく使っていても通知が来てしまう、構造的な理由
- 通知が来る前にやっておくべき自衛策と、来てしまった時の対処フロー

フリー素材って書いてあるのに著作権侵害って言われたら、それはもうバグじゃね?

バグじゃないのよ、これが。仕組みを知らないと本当に怖い思いをするから、今日はそこらへんについて整理していくわよ。
「警告」と「申し立て」は別物?

YouTubeで動画を投稿していると、著作権に関する通知が来ることがあります。ここで押さえておきたいのは、通知には性質の異なる2種類があるということです。
① Content IDの申し立て(Content ID Claim)
一番よくあるパターンです。動画に含まれる音源などが権利者のデータベースと一致した場合に、自動的に発生する通知です。多くの場合、動画自体は削除されず、収益が申立人側に渡る、広告が表示されなくなる、といった影響にとどまります。チャンネルそのものへのペナルティにはなりません。
② 著作権侵害の警告(Copyright Strike)
権利者が正式な削除要請を出した場合に発生する、より重い措置です。動画は削除され、警告が一定期間内に3回たまるとチャンネルごと停止されます。

つまり①は「お知らせ」レベルで、②は本当に注意した方がいい警告ってことか。

そうみたい。①については、連絡が来ただけでチャンネルが終わるってわけじゃないのね。
なぜフリー素材なのに申し立てが来るのか
フリー素材を正しく使っていても申し立てを受けるケースには、主に3つの構造的な理由があります。
Content IDは、権利者自身が音源を登録して初めて機能する仕組みです。ところが、もともとパブリックドメインやフリー素材として公開されていた音源を、無関係な第三者が「自分の権利物」として勝手にContent IDに登録してしまうケースが実際に起きています。
この場合、あなたは何も悪いことをしていないのに、他人の不正な登録のせいで申し立てを受けることになります。
Content IDのマッチングは完璧ではありません。
使用中のフリー素材が、別の誰かの登録済み音源とメロディやリズムが似ている、あるいは同じフリー素材を使った別の動画が先に登録されてしまっている、といった理由で誤検出が起きることがあります。
配布サイトによっては、「著作権フリー(ロイヤリティフリー)」という言葉を「使用料は無料だが、著作権自体は作曲者・演奏者に残る」という意味で使っている場合があります。これは一般的な感覚とズレやすく、「フリーだから何をしても大丈夫」という思い込みがトラブルの元になることがあります。

つまり、自分のミスじゃなくても申し立てが来ちゃうことがあるわけね。

そう。だから、そういう通知が来た時にどう動くかを先に知っておくことが一番の防御になる。こういう情報系の動画も観ておくと参考になるな。
【実例】何年も大丈夫だったのに、ある日突然
YouTubeのコミュニティフォーラムには、こんな相談が寄せられていました。

4年間問題なく使い続けてきたフリー素材のBGMが、前触れなく著作権規制の対象になり、そのBGMを使った過去の動画が収益化できなくなった‥
こちらのケースでは、動画数が多いため今さらBGMだけを差し替えることもできず、対応に困っているとのこと。

要するに、「今まで大丈夫だったから、これからも大丈夫」とは限らないってことか。

そこなのよ。権利者側の事情(委託先が変わる、新しく登録するなど)で、後から状況が変わることもあるからね。来た時に対処する、くらいで考えておけばいいと思うわ。
通知が来る前にできる自衛策

素材をダウンロードしたその瞬間の利用規約・ライセンス表記を、スクリーンショットで保存しておくと安心です。
後から異議申し立てをする際、「その時点で自分が確認した根拠」として提出できる証拠になります。規約は後から変更されることがあるので、「今サイトを見たら書いてあった」では証拠として弱くなります。

最も安全なのは、YouTube自身が用意している「オーディオライブラリ」の音源です。ここに収録されている音源は、YouTubeへのアップロード・収益化の両方において問題が起きない前提で用意されています。「絶対に事故りたくない」場面では、まずここを確認するのが一番堅実です。

YouTube Studioには、動画をアップロードする際に著作権上の問題がないか事前にチェックしてくれる機能があります。完璧ではありませんが、公開前に一度目を通しておくと安心材料になります。
実際に申し立てを受けてしまったら

YouTube Studioの「コンテンツ」画面から、受けた通知が「Content IDの申し立て」なのか「著作権侵害の警告」なのかをまず確認します。ここを取り違えると対応の優先順位を誤ります。

フリー素材・パブリックドメイン・購入済みライセンスなど、その音源を使う権利が自分にあると確信できるかを確認します。ここで曖昧なまま次に進まないことが重要です。
正当な根拠があると確信できる場合のみ、異議申し立てを行います。この際、素材の入手元(サイト名・URL)、ライセンス情報、ダウンロード時に保存しておいたスクリーンショットなどを証拠として提出します。

金銭的な影響が大きい場合や、権利者との間で話がこじれそうな場合は、無理に自己判断で進めず、弁護士など専門家に相談することも選択肢に入れてください。

逆に言うと、根拠に自信がない時は下手に異議申し立てしない方がいいのか。

そう。異議申し立てを乱用したり、正当な理由なく行ったりすると、逆にペナルティの対象になることがあるから注意ね。
こだわって素材を選びたい人へ
「そもそも申し立てのリスクが低い、信頼できる素材を使いたい」という方には、以前ご紹介したパブリックドメインの音源アーカイブ(Citizen DJ、Musopenなど)も選択肢になります。
国の機関が「商用利用も含めて自由に使っていい」と公式に明記している音源は、出どころの確実さという点で安心です。


あるいは、BGMを自作してしまうのも手よね。

「今まで大丈夫だったから」は保証にならない
まとめ
✅「Content IDの申し立て」と「著作権侵害の警告」は重さが全く違う。混同は禁物
✅フリー素材を正しく使っていても、第三者の不正登録や誤検出で申し立てを受けることがある
✅ダウンロード時のライセンス表記はスクリーンショットで保存しておく
✅通知が来たら、まず種類を確認。異議申し立ては根拠に自信がある時だけ

結局、事故った時にちゃんと動けるかどうかが大事だな。
※本記事は執筆時点(2026年7月)の情報を基にした個人の調査・整理であり、法的助言ではありません。実際の対応にあたっては、必ずご自身で最新の規約・状況をご確認の上ご判断ください。深刻なケースでは専門家への相談をおすすめします。
お読みいただきありがとうございました!
