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【国内編】震災データを可視化するサイト7選|ヒロシマアーカイブから能登半島地震まで

mono

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。また、本記事はAIを活用して作成されています。

🐱本日のお悩み

震災や災害のデータを視覚的に学べるサイトってあるの?


🐾 この記事を読むとわかること

  • 渡邉英徳研究室が手がけた「証言×地理データ」型アーカイブの全体像
  • 国の機関や自治体が運営する信頼度の高い災害アーカイブの特徴
  • 3D都市モデルで災害リスクを”体感”できる最新プロジェクトの仕組み
ねねこ
ねねこ

震災のデータを視覚的に見るってどういうこと?ニュースの映像とは違うの?

ねここ
ねここ

数字や証言を地図の上に並べて、時間の流れと一緒に追えるんだよ。文章だけじゃ伝わりにくい規模とか広がりを感覚として掴みやすい。おれも知らなかったんだけど、今回は国内のサイトに絞って紹介する。

先に結論からお伝えすると、国内で公開されている震災・災害データの可視化サイトは、以下の3タイプに整理できます。

タイプ

代表サイト

特徴

こんな人向き

証言×地図型

ヒロシマアーカイブ、ナガサキアーカイブ、東日本大震災ツイートマッピング、わすれない

被爆者や被災者の証言・写真をデジタル地球儀にマッピング。人の記憶にフォーカス

平和学習・防災教育に取り組みたい方

統合検索型

ひなぎく(国立国会図書館)、いわて震災津波アーカイブ、能登半島地震アーカイブ

公的機関が収集した膨大な記録を横断検索。資料の信頼度が高い

研究者・レポート作成者

3Dシミュレーション型

PLATEAU、ハザードマップポータルサイト、萩高STUDIES 地震可視化

3D都市モデルやアニメーションで災害リスクを直感的に表示

防災対策の実務担当者・自治体関係者

以下で特徴を順番に見ていきましょう。

震災データの可視化が進んでいる理由

ほぼ毎日のように地震が起きている国、日本。けれども、身近すぎるがゆえに被災地外の地域では何事もなく日常をおくる‥というのもまた日常。たびたび起きる大災害に心を痛めて日常生活を止めていては、やっていけないのもまた事実。(地震の頻度高くなってません?)

忘れた頃にやってくる大規模災害。それを悲しみの記憶としてではなく、データとして蓄積してくれている人たちがいます。

ねねこ
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注目されているのが、地理情報やタイムラインを使った「データの可視化」よ。地図上に証言を並べたり、地震の発生を時系列でアニメーション再生したりすることで、文字だけでは伝わりにくい、災害の空間的な認知に貢献しているの。

2024年1月の能登半島地震でも、発災直後からフォトグラメトリ(写真から3Dモデルを生成する技術)による記録が始まっています。技術の進歩とともに、アーカイブの形そのものも進化しているわけです。

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タイプ1:証言×地図型|渡邉英徳研究室のArchives Series

このジャンルの先駆者は、東京大学大学院の渡邉英徳教授です。研究室が手がける「Archives Series」は、被爆者や被災者の証言・写真をデジタル地球儀にマッピングし、「人の記憶」を地理と時間に結びつけるプロジェクト群になっています。

ヒロシマ・アーカイブ / ナガサキ・アーカイブ

出典:https://hiroshima.archiving.jp/index_en.html

広島長崎原爆被爆者の証言顔写真被爆前後の写真を3D地球儀にマッピングしたデジタルアーカイブです。もともとGoogle Earth上で動いていましたが、現在はオープンソースの「Cesium」に移植され、スマートフォンやタブレットでも閲覧できます。

ねここ
ねここ

クリックひとつで被爆者の声に触れられる設計だ。教科書や映像資料とは違う、3次元的的な情報から原爆の実相を伝えてくれる。AR対応のアプリも配信されていて、現地で端末をかざすと当時の写真が重なって見える仕組みも実装されている。

東日本大震災ツイートマッピング

出典:https://tweet.mapping.jp/

2011年3月11日の震災発生から24時間以内に投稿された、位置情報(ジオタグ)付きツイート約3,400件をCesium上にマッピングしたプロジェクトです。

表示されるツイートには、電車が止まって徒歩で帰宅している人の声、家族の安否を心配するつぶやきなど、あの日のリアルな空気が詰まっています。タイムスライダーを動かすと、時間の経過とともに情報がどう広がったかも追えるのが興味深いところです。

「忘れない」震災犠牲者の行動記録

出典:https://wasurenai.mapping.jp/

岩手県における震災犠牲者が、地震発生時から津波襲来時までの間にとった避難行動を記録したアーカイブです。「なぜ逃げられなかったのか」「どの経路を選んだのか」を地図上で追うことができます。

正直なところ、見ていて胸が苦しくなるコンテンツでもあります。ただ、その痛みを伴う記録こそ、今後の災害時にさまざまな判断材料になり得るんですよね‥。防災教育の現場でも活用されています。

萩高STUDIES:日本の地震可視化タイムライン

出典:https://hagitaka.work/earthquake/

USGSの地震データをもとに、日本周辺で発生した地震をタイムラインでアニメーション再生できるサイトです。マグニチュードが円の大きさで表現されるため、2011年3月11日前後のデータを再生すると、東日本大震災の規模と余震の連続性がひと目で際立ちます。

日付範囲の指定やフィルタリングも可能で、過去の大地震と比較するような使い方もできます。

タイプ2:統合検索型|公的機関のデジタルアーカイブ

証言や写真だけでなく、行政文書・報道記録・学術論文まで含めた「総合的な記録の保管庫」としての役割を果たしているのが、公的機関のアーカイブです。

国立国会図書館 東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」

出典:https://kn.ndl.go.jp/

2013年3月に公開された、国レベルの統合検索ポータルです。64のデータベースから約470万件のコンテンツを横断検索できます。写真、動画、音声、文書‥。あらゆる形式の震災記録がここに集約されているイメージですね。

ねねこ
ねねこ

愛称の「ひなぎく」は、英語名(Hybrid Infrastructure for National Archive of the Great East Japan Earthquake and Innovative Knowledge Utilization)の頭文字なのよ。花言葉は「未来」「希望」「あなたと同じ気持ちです」で、復興支援の思いが込められてるのよ。

研究者がレポートや論文のためにデータを探すときにとても重宝しますし、教育機関での防災学習にも幅広く使われているようです。

いわて震災津波アーカイブ ~希望~

Screenshot

岩手県が運営する震災・津波記録のデジタルアーカイブで、被災当時の写真、証言映像、復興の歩みをまとめた記録が閲覧できます。地域に密着した”土地の記憶”が丁寧に保存されているのが特徴で、ひなぎくのような大規模ポータルとは違った手触りを感じられるはずです。

能登半島地震アーカイブ「震災の記憶・復興の記録」

出典:https://noto-archive.pref.ishikawa.lg.jp/

2025年1月に公開された、2024年能登半島地震の記録アーカイブです。震災関連資料に加えて、被災箇所の3Dモデルや被災者・支援者の体験談が収録されており、最新のデジタル技術を取り入れた構成が印象的です。

発災から約1年という短期間でアーカイブが公開された点も注目に値します。記録は時間が経つほど散逸するため、このスピード感は今後の災害アーカイブのモデルケースになるかもしれません。

タイプ3:3Dシミュレーション型 |災害リスクを体感する

過去の記録だけでなく、「未来のリスク」を視覚化するプロジェクトも進んでいます。

PLATEAU(プラトー)

出典:https://www.mlit.go.jp/plateau/

国土交通省が主導する、日本全国の3D都市モデル整備・オープンデータ化プロジェクトです。CityGMLという国際標準フォーマットを採用し、建物の形状と属性情報(用途、築年数、災害リスクなど)を一体化しているのが特徴です。

ねここ
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防災分野では、洪水や津波の浸水想定区域図を3D都市モデルに重ね合わせて表示。たとえば、自分の住んでいる建物が何階まで浸水するかをビジュアルで確認したり、垂直避難の判断材料になるぞ。データはオープンデータとして公開されている。研究者や開発者が自由に活用できるのが素晴らしいぜ。

ハザードマップポータルサイト

出典:https://disaportal.gsi.go.jp/

国土地理院が運営するサイトで、洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報を地図上に自由に重ねて表示できます。「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」の2つのモードがあり、前者は全国の災害リスクを俯瞰的に確認でき、後者は自治体ごとの詳細なハザードマップにアクセスできる仕組みです。

3Dではありませんが、実用性という意味では最も身近な「自分ごと」にできるサイトです。現在の住まいの地域で検索できるほか、引越し先の候補地のリスクを比較する、なんて使い方もできますよ。

記憶の継承どうするか問題。可視化で見える化

ここまで見てきて感じるのは、データ可視化が担っている役割は「情報の整理」だけではない、ということです。

ねねこ
ねねこ

たとえば、ヒロシマ・アーカイブで被爆者の写真をクリックして、その人の証言を読み、爆心地からの距離を地図で見たりね。ウェブ上だけどこういう体験は教科書の文章を読むのとは質的に異なるものなのよ。データに「身体性」が加わると、自分の感情も動くでしょ。それが時間を超えた追体験にもなると思うの。

一方、PLATEAUハザードマップのような「未来志向」のツールは、まだ起きていない災害を想像する力を補ってくれます。過去を振り返る記録と、未来に備えるシミュレーション。この両輪が揃ってはじめて、災害データの可視化は本来の力を発揮するんだと筆者は考えています。

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まとめ

これらの震災データ可視化サイトは、

「証言×地図型」

「統合検索型」

「3Dシミュレーション型」

の3つに分類できます。

平和学習や防災教育なら、渡邉英徳研究室のArchives Seriesがおすすめです。
研究やレポート作成にはひなぎくの横断検索が心強い味方になります。そして、自分の住む地域の具体的なリスクを知りたいなら、PLATEAUハザードマップポータルサイトを触ってみてください。

どのサイトも無料で公開されています。震災がデータ化されていること自体、私たちの生活になくてはならない財産になるはずなので、ぜひ気になるものを覗いてみてはいかがでしょうか。データ化してくださっている皆さんに感謝をこめて。

お読みいただきありがとうございました!

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キュレーター
よいものを見つけたら飛びつく猫🐱 デザイナーをしながら、ずっとキュレーターという仕事に憧れていた。アナログガジェット、クリエイターツール、フリーランスの仕事術。自分らしく生きたい人に向けて執筆中。
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