【無料でできる】ドローン空撮から3Dモデルを作る方法|RealityScan・3DGSをクリエイター向けに解説
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「ドローンで撮った映像、SNSに上げて終わりにしたくない!3Dモデルとして使うには?」
🐾この記事でわかること
- 空撮写真から3Dモデルを作る「フォトグラメトリ」の始め方(無料ソフトあり)
- いまX・YouTubeの3D界隈を席巻している「3Dガウシアンスプラッティング(3DGS)」とは何か
- BlenderやCinema 4Dに持ち込んで作品素材にするまでの流れ

空撮動画もいいけど、空撮した素材を3Dアセットにするのも興味がある。せっかくなら。

そそ、せっかくならね。Xでも「#3DGS」「ガウシアンスプラッティング」とかで検索すると、3Dデータにしてる人がいるもんね。
※この記事は合法的に飛ばせる場所と機体を確保したあとの話です。前提となる飛行ルール・機種選びは前回の記事で紹介しています ▼

ドローンの映像、撮った直後がピークになりがち
空撮の映像をSNSに上げて、数日で流れて、それっきり。
もしもそんな経験をお持ちであれば、同じフライトで撮った写真は、3Dデータという「資産」に変換するのも手です。
▲ 周囲をぐるっと回りながら撮った数十〜数百枚の写真をソフトに通すと、建物や地形がまるごと立体になる。これがフォトグラメトリです。かつては業務用の高額ソフトの世界でしたが、いまは個人なら無料で本格ツールが使えます。
さらに2024年頃からX・YouTubeで爆発的に広まっているのが3Dガウシアンスプラッティング(3DGS)。
▲ ポリゴンのメッシュではなく無数の光の粒で空間を再現する技術で、写真がそのまま歩き回れる空間になるようなリアルさが特徴。ドローン空撮との相性が抜群で、海外・国内のクリエイターがこぞって作例を投稿しています。

動画は動画で、3Dデータは素材として使い回せる。ここが今日のポイントってわけね。
フォトグラメトリと3DGS、何が違う?
| 機能 | フォトグラメトリ | 3Dガウシアンスプラッティング |
|---|---|---|
| 出力 | メッシュ+テクスチャ(OBJ/FBX等) | 点(ガウシアン)の集合(PLY等) |
| 得意 | 3DCGソフトでの加工・3Dプリント | 見た目のリアルさ・空間の雰囲気 |
| 使い道 | Blender/C4Dの背景アセット、ゲーム | ブラウザ鑑賞、映像演出、バーチャルロケハン |
| 特徴を一言で | 「形」を取る | 「光景」を取る |

加工したいならフォトグラメトリ、見せたいなら3DGS。両者とも、同じ空撮写真から作れます。
無料で始めるツール構成
「RealityScan」(旧RealityCapture)
RealityScanは、Epic Gamesのプロ向けフォトグラメトリソフト。
かつて業界標準だったRealityCapture(旧名)が2025年に「RealityScan 2.0」としてリブランドされ、年間収益100万ドル未満の個人・学生は無料※になりました。
※価格は変動することがあります

ドローン空撮写真からの3Dメッシュ生成に正式対応したんだ。AIで背景の自動マスクが出来たり、撮影不足箇所の可視化が出来る。ビギナーがつまずきやすいポイントをソフト側が補ってくれる仕様だな。

順序はこんな感じ:
空撮写真を読み込む
自動でカメラ位置を推定
メッシュ+テクスチャ生成して、OBJ/FBXで書き出し、BlenderやCinema4Dへ
COLMAP形式で書き出せば、後述の3DGS作成の下準備にも使えるわよ。3Dデータへの移行も随分簡単になったわね。
3DGSを作るなら、「Postshot」
Postshotは、空撮写真(または動画)から3DGSを生成できるWindowsツール。RealityScanで整えたカメラデータを渡すワークフローが、国内の勉強会・ハンズオン資料でも定番化しつつあります。
できあがったPLYファイルはブラウザのビューワにドラッグするだけでプレビューが可能です。PCなしで、まず体験したい場合はスマホアプリから。ドローンで撮った動画をアップロードして3DGS化できるXGRIDのLCC Studioようなサービスもあり、入口としては最速です。

スマホ併用なら、アプリはLuma AI、Scaniverse、KIRI Engineあたりがいいかなと思う。ただ、解像度・自由度は据え置きだから、本気の素材づくりはPC版を使うのがいいな。
撮影のコツ(ここで仕上がりの8割が決まる)
対象の周りをオービット(円軌道)で2〜3周。高度と角度を変えて周回する
隣り合う写真が7〜8割重なるように、ゆっくり・細かく撮る(動画から切り出すより静止画連写が確実)
晴天の正午前後より、薄曇りが最適。影が強いとテクスチャに焼き付く
水面・ガラス・動くもの(車・人)は苦手。フレームから外すか、AIマスクに頼る
風の弱い日を選ぶ(ブレは全てを台無しにする)

「かっこいい動画を撮る飛ばし方」と「スキャン用の飛ばし方」は違うわけね。
クリエイターの使い道は他にも!
自分で撮った風景を、自分のレンダリングの背景に。ストック素材と違い、権利が明確で他人と被らない。

撮影候補地をスキャンしておけば、カメラアングルの検討が机上でできる。

立体作品・展示空間の記録として(美術館が同じことを世界規模でやっています)

スキャンした風景を軽量化してワールドに!

権利と配慮の話 (大事)
空撮の合法性は前回記事の通り(DID地区・改正法・条例)ですが、スキャン目的でも飛行ルールは1ミリも変わりません。

【その他、撮影側が配慮する部分】
私有地の建物を詳細スキャンして公開・商用利用する場合、所有者への確認が無難です。また、文化財・社寺は撮影規定があることも。人が写り込んだデータの公開は肖像権に配慮が必要です。

今回、規制が新しく決められたことにも関係してくる。撮影の場合はルールを守ろうな。

そういう姿勢が他のクリエイターのためにもなるものね。今回は以上よ!
お読みいただきありがとうございました!
